IQと知育の関係
子供の知能を高める効果があるとされている知育ですが、知育とIQ（知能指数）の関係についてご存知ない方もいるでしょう。よく、IQが高い人を天才だと言いますが、IQとは知能の発達の程度を数値にして表したもので、つまりIQの高さとはイコール知能の高さでもあるのです。
そのため、子供のIQを高めたいと考えている場合、知育を施すことが効果的なのですが、実際には何歳ごろから取り組むのが望ましいとされているのでしょうか。一般的な考えで言えば、できるだけ早い時期から始めるのが効果的だと思われるでしょうが、実はヒトの脳は3歳ごろまでにその8割程度が完成してしまうとされているのです。
生まれたばかりの赤ちゃんの脳は、およそ360g程度しかないと言われています。そして、成長に伴って脳の重量は増えていき、大人になるころには1350gにまで増量します。
知育を開始するのに適した時期というのは、脳が完成する前、具体的には脳が発達している時期だと言われています。しかし、脳の発達の大部分は3歳ごろまでに完了してしまうため、知育による知能を高める効果を最大限に引き出すのであれば、3歳以前から知育を施す必要があるのです。
適切な時期に知育を施し、脳にバランスよく多くの刺激を与えていくことで知能が高まり、IQも高めることが可能となります。また、知育による効果はIQの向上だけでなく、優れた人間性を育てるとも言われています。知能が高くない子供は社会性や自制力、自立する意志も低く、情緒不安定で神経質な傾向が見られるそうですから、人格形成の面においても知能を向上させる知育の役割は大きいと言えるでしょう。
