2〜3歳児向けの知育絵本
知育玩具は子供の年齢に合わせて選ぶことが大切です。知育絵本もそれは同様ですから、ここでは2〜3歳児向けに知育絵本を選ぶ際のポイントをご紹介しましょう。
2〜3歳のころの子供というのは、話す言葉もはっきりとしておらず、当然文章と呼べるような言葉の組み立て方も理解していません。なぜなら、このころに子供が発する言葉というのは、実際に見聞きした体験を通じて習得したものに限られるからです。
また、時間の概念も弱く、意識して記憶するということもないため、絵本の読み聞かせを行っても短時間の間に忘れてしまうのが一般的です。しかし、これは決して良くない現象というわけではなく、同じ絵本を繰り返し読んで聞かせてもらうことで、何度も同じ体験が呼び起こされ、多様なイメージを持つことが可能となるのです。2〜3歳児の生活が絵本の世界にリンクしやすいと言われているのはそのためでしょう。
知育絵本は子供が言葉を覚えるスピードに影響を与えることも指摘されています。そのため、読み聞かせを行う場合は、話し方もゆっくりとすることが大切です。言葉のリズムを考慮したり、絵本のストーリーや場面、登場人物の感情に合わせて抑揚をつけて読み聞かせると、子供の興味を惹きつけやすく、親子で一緒に楽しみながら行えるでしょう。
また、知育絵本は子供の脳に刺激を与える効果を考慮して作られているため、絵柄やストーリーも特徴的なものが多いようです。知育絵本を選ぶ際には、その効果が発揮できるよう、子供が絵本の世界に入り込みやすいものを選ぶよう心がけることも重要です。
