ハイテク知育玩具
現在では、幼児期に知育玩具を買い与える家庭も多く、このことから子供の知能向上を期待する傾向が強いことがわかります。そのため、知育玩具が一般的な玩具より高い価格設定であっても、知育に役立つからと購入する人は少なくありません。
近ごろでは知育玩具の種類もますます多様になり、新しい技術の導入にも積極的です。子供は本来、親の行動を模倣することを好む傾向がありますから、最新技術が導入されている機器を操作する親の姿を見て、これを真似てみたいと興味を示す可能性は高いでしょう。
そういった面から見れば、子供の知育に役立つ玩具の幅は大きく広がります。例えば、現在では家庭でパソコンを使用することも一般的となっていますが、LOGOのように児童の教育を目的としたコンピュータプログラミング言語でプログラミングが可能な環境があれば、パソコンも知育玩具に含まれるという考えもあります。
知育玩具のほとんどは幼児が興味を持ちやすいキャラクターや形状、色彩を用いて作られているのが一般的です。しかし、子供が働きかけることで何かを作成したり反応を返すという意味では、一見すると文字や数字の羅列に過ぎないプログラミング言語も子供の知育に大きく役立っていると言えるのです。
さらに、条件付きではあるものの、ロボットも知育玩具に含まれるとする説があります。既に子供の操作に合わせて反応を返す知育玩具はありますが、ロボットの性能がさらに進化すれば、子供の世話をしたり遊び相手となりうる可能性もあると言われています。将来的には、そうした機能を備えたロボットも知育玩具として認識されることになるのでしょう。
