1〜2歳児向けの知育絵本
幼い頃に読んだ絵本のストーリーや挿絵を、大人になった今でも思い出すという人は意外と多いのではないでしょうか。それは幼少期に得た情報が残っている可能性を示すことでもありますし、絵本によって多くの知識を得ているということでもあります。
絵本には多くの種類がありますが、その中でも知育に役立つ知育絵本と呼ばれるものは、子供の学習意欲を促す切っ掛けとして最適であると考えている人が多いようです。知育絵本の対象年齢はさまざまですが、1〜2歳児向けのものもあります。
1〜2歳児ではまだ言葉やストーリーを理解するのは無理だと考える人もいるでしょうが、その年齢の子供が興味を示しやすい擬声語（動物の泣き声など）や、擬態語（物を食べるときに出る音など）が取り入られているものを選ぶと良いでしょう。
また、1〜2歳児のころというのは、擬態語や擬声語を繰り返し聞くことを好む傾向が強いと言われています。まだ言葉を自由に発音したりすることが難しいころですから、同じ言葉を繰り返しやすい擬声語や擬態語を真似ることで、自分の意志を表現できると考えているのかもしれません。
そうした点から考慮すると、知育絵本選びに大切なポイントが見えてきます。それは、子供が絵本の内容に同化しやすいものを選ぶということです。先に挙げた子供の好む擬態語や擬声語が出てくる内容のものや、興味を示しやすい絵柄のものを選ぶと良いでしょう。
また、読み聞かせの際には子供が聞き取りやすいようにゆっくりはっきりと語りかけることも大切です。子供に合わせることで親子の関係も深まりやすくなり、子供が満足感や安心感を得ることができます。
